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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年12月15日

移行






諸事情から、こちらのほうへ徐々に移行しています。


  


Posted by legion84  at 14:08生活

2014年12月13日

除隊4





写真はCBC (CERTFICAT DE BONNE CONDUITE)と呼ばれる証明書で、これは除隊する最後の最後、外人部隊の霊安室で渡される除隊の証明書である。除隊の証明書と言うよりも、「任期中きちんと働きました、この証明書を持つ者は間違いのない人物です」と言う人物保証の証明書のようなものである。

もちろん、脱走すればもらえるはずもなく、脱走者はそもそもCBCの存在すら知らないであろう。   

例え実質5年近くいようとも脱走しこのCBCを持っていない限りは話にならないのである。


しかしこのCBC、きちんと任期を全うしたとしてももらえるわけではない。任期中何度も不祥事を起こし、何度も懲罰を受けた者、勤務評定が極端に悪い者などは例え任期最後まで在隊してももらえないのである。

このCBC、実はと言うかいろんなところに関わってくる。外人部隊を除隊したあとに、このCBCを持っていないような人物はフランスの滞在許可証労働許可証を県庁、市役所で発行してくれないのである。

又、どこか大手企業や、フランスの国家公務員になろうとする場合はこのCBCの提出を求められるときもある。中小企業は求めることはまずない。


前回はオバーニュに出頭するところまで書いた。今回は出頭してからのことを書く。

オバーニュでの除隊手続きは月曜から金曜までの5日間である。5日間と言っても金曜日には実質終わってるので、金曜の午後はもう娑婆に出てる場合もある。 除隊手続きは単純に任期満了の場合と、15年以上勤続し恩給をもらえる資格を持って除隊する場合の2通りがある。もちろんこの2種類の除隊者は同時に除隊手続きを進めるけれども除隊の書類がかなり違う。


ここでは任期終了の場合を見ると、単純に任期終了し、フランスの国籍を持っていない者は担当者と一緒にマルセイユにある県庁へ行き滞在許可証労働許可証の申請を行う。もちろんこの時点ではCBCをもらえるかどうか、はっきりしていないから結構どきどきものである。

実際、私は2人のブラジル人が土壇場でもらえずにパニックになっていたのを見た。

単純に任期修了者は、特に書類上の手続きもなく、ましてや5年の一任期で除隊するものは至極簡単に済む。8年以上在隊し、正式除隊するものは職業訓練課程を受けることができる資格があるのでこれは又別途だ。

5年任期を全うし、娑婆に出る者は意外と簡単に娑婆に出してくれるけども、オバーニュで渡される各種書類は死ぬまで大事に保管しなければならない。それは各種年金や、保険その他で大事になってくるからである。



娑婆に出たら、自分が居住する街の市役所へ行き、マルセイユの県庁で発行してもらった労働許可証滞在許可証の発行に関する書類を提出する。そして同時にアテスタシオンと呼ばれる仮の滞在許可証労働許可証をその場で発行してもらえる。それからしばらく待てば正式なものを発行してくれると言うことになる。


フランスは移民大国と言われるけど、この労働許可証滞在許可証を発行してもらうのは実は物凄く難しい。日本人で何の伝もなく、フランスで働きたいと言ってもまず出してくれるはずもない。日系の大手企業でも駐在員をフランスにおきたい場合でも弁護士に多額の費用を払ってやっと何とかその駐在員の労働許可証滞在許可証を発行してもらえるので.外人部隊上がりはその点非常に有利である。しかも外人部隊上がりが発行してもらうのはいきなり10年物の労働許可滞在許可であるから、他の普通の日本人からすればありえないような夢のような話ではある。



それから、仕事が決まってなければ、POLE EMPLOIと言う、失業者センターへ行き、失業の手続きをすると、翌月から失業手当が基本給の8割ほどは黙っていても2年間入ってくるのである。



これが一般的な除隊である。脱走された方には全く無縁な話であろう。



余談だが、正式に除隊すると外人部隊は実は追跡調査なるものを行う。これは外人部隊出身者が変なことをしでかさないようにである。
だから脱走者がろくに拳銃を射撃したことがないけど銃アクション指導をするというような詐欺行為をやっても外人部隊は関知はしない。しかし当然知ってはいる。外人部隊としてはそういう詐欺師は外人部隊とは全く無関係であると言うだけである。



最低でも5年きちんと在隊した者には他にも特典はある。

これはオバーニュの少佐に聞いた話だけれども


ある男が外人部隊を5年間きちんと勤め上げ、娑婆に出たけれども、最終的に浮浪者となって、ある冬の晩にパリで行き倒れたらしい。警察が彼を保護したあとに外人部隊の警務隊が突然やってきてその浮浪者を警察から引き取り外人部隊の老人ホームに入れ、死ぬまで面倒を見た、


外人部隊には老人ホームがあり、これは世界のどこの軍隊でも他に例はないようなシステムである。5年間きちんと勤め上げ、娑婆に出てうまく行かなくても最後は又外人部隊が面倒見てくれるのである。

もちろん脱走者はこの限りではない、のたれ死んでも関係はないのである。




  


Posted by legion84  at 15:24生活

2014年12月12日

除隊3





除隊の話の続きです。写真はオバーニュでの除隊手続きの際に最後の記念撮影をオバーニュで撮ったものです。これは毎月発行されるケピブランと言う外人部隊の雑誌に今月の除隊者として掲載されます。この際、本名を出したくない者は X エックスさんとして表示され、記念撮影に出たくない者は出なくても構いません。聞くところによると娑婆に出たら殺されるとか言うような奴もいて、だったら娑婆に出なきゃ良いんですけど、そういう奴に限って部隊内で素行がよくないので契約更新が出来ずにやむなく除隊という場合もあるようです。
勿論、脱走された方がこういう記念撮影に出ることはありません。たとえほぼ5年やっていようが実質変わらないと言おうが脱走は脱走ですから我々外人部隊とは全く関係はなくなります。

さて、前回は4年勤務の段階で除隊か継続かの意思を自分なりに決め、除隊と決めた場合、その時点でアパートを探すべきだと書きました。

ただ問題なのは、5年未満勤続の者は基本的にアパートを借りたり私有車を持ったりすることは許されません。見つかったら懲罰になります。まあ除隊予定と言うことでかなり大目には見てもらえますけど。隠すべきところは隠すべきなんで、だからこそフランスの娑婆に住む普通の日本人との繋がりもまた大事になってきます。

では、外人部隊内での手続きです。

中隊長に「継続カ?除隊か?」と迫られ「除隊」を決意すると除隊に向けて動き出します。と言っても急にそういう動きがあるわけでもなんでもなく、基本的に生活はなんら変わることはありません。そういうところは自衛隊も一緒ですね。

戦闘職であれ専門職であれ。最後の最後までこき使われるもので、さらに、基本的にあらゆるサーヴィスが優先的に廻ってきます。警衛のサーヴィスや週番当直などのサーヴィスです。これは一種の嫌がらせなんで仕方がないです。

除隊予定の月は自分でもはっきりと分かります、と言うのも自分が入隊した5年後の同月なわけですから。ただ具体的な日程はなかなかはっきりとはしません。これは自分が一人で慌てても仕方がないんで中隊事務所からの連絡を待つしかありません。

中隊事務所からNOTE DE SERVICEと言う命令書が出ます。これは何年何月何日にオバーニュへ除隊手続きのために出頭せよという命令書です。それを受け取り、連隊を出る1週間前になったら、基本的にジャージで過ごすことになります。昔はこの時点で全ての貸与されたもの、戦闘服だったり背嚢だったり、ブーツであったりですがそれを連隊の倉庫に返納していましたが、今は全て返納せずそのまま自分のものとしてくれます。

ですから返納せずに自分で持っていることが出来るわけですが、そういったものに加えその他私物となると結構馬鹿にならない量の荷物になってしまいますから気をつけましょう。

ですから事前にアパートなどを借りていれば、少しづつアパートに荷物を前もって運び込んだり出来るので非常に便利です。

それからパスパートゥーと呼ばれる紙を当直室からもらって、その紙に連隊内の全ての事務所で判子とサインをもらいます。こうすることによって除隊の事務手続きに不備がないかどうか一つ一つ確認し、また各事務所から除隊についてのアドヴァイスなどももらいます。

そういったことを終えてから連隊を一人で出発し、オバーニュに出頭と言う流れになります。  


Posted by legion84  at 18:27生活

2014年12月12日

除隊2




前回の続きである。正式な除隊について。今回は規定の任期、つまり5年の任期を全うした場合について書きます。

その前に、前回の補足でもあり、蛇足でもあるけれども、怪我や病気などで「軍人不適格」の烙印を押された場合についてですが、実は色々とある。
勤務中、任務中の事故で怪我をした場合、それが後遺症として一生残る場合はフランス政府が責任もって保証してくれます。つまり怪我や身体障害のレベルによって毎月いくばくかのお金を支給してもらえます。コソボで半死半生となり除隊した1等兵はその後は一切仕事につかず、それでも毎月国からお金が出るので何不自由ない暮らしをしています。  アフガニスタンで味方の155mm榴弾砲の誤射を受け、一人だけ残して小隊全員が死亡した事故では、生き残ったポーランド人はやっぱり重度の身体障害者となったんで、ポーランドに帰国し、毎月フランス政府から十分すぎるほどのお金を得ています。死亡した他の隊員。家族に対し、ただしその本人がレクティフィカシオンをして実名で正規に雇用されている場合は家族に一時保証金がフランス政府から支払われます。ただしその家族と言うのが両親兄弟である場合は基本的にその一時金だけです。
もちろん生命保険は民間の会社から支払われます。妻帯者の場合、女房は死ぬまで戦死した旦那の基本給を毎月もらうことになります。一時金と派別にです。子供は優先的に学費補助などが得られますし、成人前に母親が死亡した場合は戦死した父親の基本給を成人するまで受けられます。その上各種軍の学校、下士官学校。士官学校などは優先割り当てがあります。

勤務外や任務外で怪我をした場合は、「お前馬鹿だなー」と笑われておしまいですから気をつけましょう。

5年で一任期ですが、その間のおおよそのタイムテーブルを標準的な例で示すと以下のようになります。

入隊後10ヶ月(連隊によっては1年)で2等兵から1等兵にまずよほどの問題がない限りは皆一律に昇進します。

入隊して2年から3年半までの間に標準的な兵隊は伍長課程に送られます。この伍長課程も3種類あって、カステルノダリーで行われるF1 と言う課程、これは2ヶ月間で、将来の下士官候補生。ですから勤務成績良好であったり、問題を起こさないものが進みます。 次に 入隊して3年経っても伍長仮定の話が出ないような場合はF2と呼ばれる1ヶ月間速成の課程に送られます。速成といっても2ヶ月でやる内容全て1ヶ月間でやるわけですから基本的にほとんど眠れません。

次に、海外の駐屯地で行われる伍長課程。ギヤナなどでやるわけですけど、何故か異常に厳しくて2ヶ月間の期間中ずっと眠れません。

こういう課程をやって一息ついて外人部隊になれた4年ごろが分かれ目になります。

大体この時期、中隊長から「外人部隊をこのまま続けるかどうか?」の打診があります。  ここで戦闘職のものと専門職の者とでは中隊長は扱いが少々異なります。  専門職とは、整備士、コンピューターの専門職、衛生兵、通信士などといった育成に金と時間がかかるような職についていてなおかつその職に熟練し始めたような4年勤務の伍長にはしつこく「契約の継続」を迫ってきます。

ところが戦闘職の場合は、常に若い子を入れ替えたいという気持ちもあるので、兵隊の勤務成績しだいによっては「契約の継続」を迫ったりすることはなく、4年過ぎても中隊長に「契約継続」の面談がない場合はそのまま5年任期を待って除隊となります。

「契約継続」を迫られる際、中隊長は「下士官にしてやる」「海外の連隊に駐在させてやる」と甘い言葉を取引材料として出してきます。これは専門職を引き止めないと中隊長自身の勤務評定にかかってくるからです。

それでも「私は除隊しますと」断固とした決意で除隊を決めるか、そのまま中隊長に流れてしまうかは本人しだいです。

では、除隊することになったとしましょう。


私の忠告では、4年過ぎて除隊を決意したら、日本に帰国するかフランスに残るか、それか別の国に行くかの決断をその際すべきです。日本に帰国する場合、別の国に行く場合については又別に書きましょう。

フランスに残ってどこかで働きたいという場合に限って今回は話をします。

4年経って除隊すると決断し、フランスに残ると決めたらその時点でどこに住むかおおよそ決めておかねばなりません。これはあくまでも私の忠告助言であって決まりではないですから誤解なきように。

アパートを借りないと除隊した後に住む場所がないという最悪の事態になりかねませんから、除隊を決断したらすぐに探し始めたほうが良いでしょう。なぜかといえば、アパートを借りる際は失業者だと貸してくんないんですよ。ですから除隊して仕事がないとなると誰もアパートを貸してくれません。ですからまだ在隊中の内にアパートを決めておくのが賢明です。



長くなりそうなので次回に続きます。


  


Posted by legion84  at 02:05生活

2014年12月11日

除隊





これまで色々なところでフランス外人部隊に入隊する方法などは紹介されて来たけど、では正式に除隊するには?ということは誰も紹介はしていない。

正式に入隊して5年間きっちり勤め上げれば、その任期終了までにいろいろと除隊に関する情報は入ってくるから心配はないとタカをくくっている人が多いのが現状だ。


毛利氏や細川氏には絶対に答えられない部分であるから、きちんと説明しておこう。 フランス外人部隊に入隊し、そしていつか正式に除隊し、それからの人生についてトータルで人生設計をされている方も多いと思う。だからこそ除隊についてきちんとした理解があれば人生設計を組む際の一助にはなるかとは思う。

又、入隊後に変に不安を感じたりして脱走に走ったり、きちんと除隊するという意味が分からなくて面倒だと感じて脱走して日本で「元外人部隊のガンアクション指導」などといった詐欺行為をしてまで生きていく必要もなくなる。



オバーニュで入隊試験にパスしてカステルノダリーの新兵教育課程に行く直前の段階では「やっぱり入隊したくない」とその場で口頭で申し出れば簡単に外に出してくれるというか娑婆に放り出してくれる。

カステルノダリーへ行ってしまうと、話しは少しややこしくなる。
なぜならば、予算と言うお金の話にも繋がるからである。 新兵教育訓練にかかる費用は全てオバーニュがカステルノダリーの教育連隊に支払うこととなっている。しかしこれは前払いではなく後払いで、オバーニュがカステルに送って、カステルを無事に終えた人数分だけしかカステルには支払われない。したがってカステルとしては脱落者が出ると、その脱落者に対しかかった費用をオバーニュには請求できないのである。新兵教育中でも、除隊を正式に願い出ることはできる。  契約破棄 ということになるわけだが、そもそも新兵教育中は事務手続き上はまだ正式な雇用関係ではないから、除隊は当然出来る。

ある日本人がカステルでの新兵教育中に正式に除隊を申し出たことがある。散々、拒否されながらも断固として正式に除隊となったわけだけども、色々と露骨な嫌がらせがあった。
又別の日本人も教育中に除隊を正式に申し出たけども適当なことを言われてはぐらかされて、結局部隊配属となり、脱走したものもいれば、部隊配属後に強硬に除隊を申し出て無理やり除隊したものもいる。


こういったことが分からなくて、カステルノダリーでの新兵課程で脱走しても、私服がない、現金がない、フランス語もわかんない、パリの日本大使館まで1000KMもの距離があるから誰も助けてくれないという状態になる。

カステルノダリーでの新兵教育課程が終わると、一旦又オバーニュに集められて、そこから各部隊に配属される。このオバーニュに集められた段階で「やっぱり除隊します」といってオバーニュで除隊はすることは特に目立った嫌がらせも無く意外とあっけなく了承され無事除隊となり外に放り出される。

無論こういった中途除隊者は外人部隊兵として認知はされることはない。


オバーニュから部隊配属になると、まず中途除隊は出来なくなる。なぜならば、配属された連隊がオバーニュに対し、その新兵にかかった新兵教育費用を支払うからである。又、部隊配属になった段階で正式雇用となるから、雇用契約の効力が発効するのである。

また、以前、説明した、レクティフィカシオンという実名での正式雇用と言う手続きを踏んだあとでは、少なくとも最初の1任期5年間は全うしなければならない。

日本人は意外と契約に対する概念が薄いというか、契約が絶対だという欧米人に比べると気楽に構えている部分が多々見受けられるときがある。

だから、一旦部隊配属されたら、弁護士などを使うかして強硬に除隊を申し出ない限りは非常に難しい。しかし可能ではある。


中途除隊の場合、カステルにいようが部隊配属されていようが、オバーニュへ移送されてオバーニュで預けた私物私服、パスポート、現金などを受け取って、契約破棄の正式な手続きを踏んで除隊になる。

又、病気や怪我などで「軍人として身体的に不適格」とされた場合は、本人の意思できちんと正式に除隊は出来る。
私の同僚で、コソボで軽装甲車で移動中に対戦車地雷を踏んで吹っ飛ばされて半分死に掛けて、身体障害者となって、除隊したフランス人1等兵もいた。  上級軍曹で、やっぱり地雷で足を吹っ飛ばされて、片足になって身体障害者になり「軍人不適格者」の烙印を軍医が押しても、本人がやる気があり、又、外人部隊としても長年勤続した仲間、家族である彼を娑婆に放り出すことは決してないから事務職としてそのまま片足のまま勤続した人もいる。彼の場合は除隊ではない。

又コソボで、ストレスで気が狂った、本当に気が狂ってしまった軍曹は、外人部隊からフランス陸軍病院付で精神病院に放り込まれ、彼の家族の意向で除隊したものもいる。


以上が正式な中途除隊である。

次回は5年の一任期の契約を無事に全うしてからでの正式除隊について書く。




  


Posted by legion84  at 18:42生活

2014年12月09日

外人部隊内の資格

http://news.militaryblog.jp/e453432.html

細川雅人氏が映画の世界でガンアクションの指導を行っているという。それはそれで本来私にはまるで関係のないことであるから放っておいていいものだが、彼が「元外人部隊所属」だとか、ことさらフランス外人部隊の肩書を出すとなれば話は変わってきます。

彼は確かに5年近くは第6外人工兵連隊で工兵として所属していたわけですから「元外人部隊所属」というのは嘘ではありません。しかし「外人部隊出身」という肩書ならばウソになります。彼の場合は、5年近く工兵として所属しておきながら、次の契約を更新せずに5年の1任期で除隊ということになって、その除隊手続をオバーニュ本部で行う前にある最後の休暇で何故か出頭せず、多分面倒だと思ったんでしょう。結局5年近くいて、最後の最後で脱走という道を選んでしまいました。


実際に5年近くいたのだからいいと思われるかもしれません。確かに、最後の手続きだけでしたから実質は何も変わりません。しかし細川氏は自信が外人部隊にいたと自ら書類を持って証明することは永遠にできません。除隊証明証なるものが存在しますが細川氏は其れを持っていないがために、如何に写真やその他の書類で外人部隊に在籍していたと証明を試みても正式には在籍していたとは認められることはありません。かわいそうですが、これが現実です。


フランス外人部隊と言ってもフランス陸軍の一部隊ですから職種によってそれぞれ資格なるものが存在します。

CTE 00  歩兵職種

CTE01  騎兵機甲科職種

CTE 03 通信職

CTE 04  工兵職種

CTE 07  調理職

CTE 11  事務職

CTE 20 整備職

その他あるわけですが、CTE CERTIFICAT TECHNIQUE ELEMENTAIRE     つまり見習いというか、初級という意味になります。

例えば、外人部隊に入隊して、最初カステルノダリーの教育連隊で新兵教育を終えると全員がCTE 00  歩兵職種  の資格をもらいます。あくまでも初級ですから、とりあえず鉄砲が撃てて、小隊分隊の中で一歩兵として最低のことが一応はできるという資格になります。

私は機甲科でしたので、CTE 00  歩兵職種 に+してCTE01  騎兵機甲科職種 という資格を持ち、そして私の専門職が通信、通信機器整備でしたので、私は、CTE 03 通信職 CTE 20 整備職という資格を入隊し部隊に配備されてからとりました。細川氏はCTE 00  歩兵職種 CTE 04  工兵職種 の2つは最低は持っていたはずです。勿論、こういった職種資格はそれぞれの専門課程を経て試験にパスしてはじめてとれる資格です。もちろん試験にパスしない者もいます。

しかし改めて言いますが、CTE CERTIFICAT TECHNIQUE ELEMENTAIRE     つまり見習いというか、初級という意味です


勤務年数や勤務態度などで各自それぞれその後昇級していくわけですが、大体在籍して4年目になって、5年以上続けるかどうか部隊から打診されます、続けると答えますと、その後はその本人の能力次第で軍曹や上級伍長などに昇級するわけですが、昇級しますと今度はCT1 CERTIFICAT TECHNIQUE NIVEAU 1  という資格を取らなければなりません、これは、分隊長、各職種の班長といったものになるためのもので、初級者を指導し、管理監督し、自分が持つ分隊、班を運営していかなければなりません。


私は、専門職種が通信、通信機器整備でしたので、CT1 03 CT1 20 という資格を保持していました。戦闘職種の人間はCT1 00 CT1 01
となります。

細川氏の場合は、5年未満でCPL伍長でしたので、間違いなくいかなるCT1を保持していたわけでもなく、彼が持っていたのはあくまでも初級者のCTE00 CTE 04であったわけですから、本来は他人を指導したりするようなことはできません。できませんというのはやってはいけないという意味ではなく、指導するような能力を得るような課程つまりCT1を受講していないがために指導する能力がないということになります。

勿論,CTEしか保持していなくてもCT1保持者よりもその職種についてよく知っていて熟練しているものもいるのは厳然たる事実ですが、そういうのは5年以上在籍していながらも何らかの問題があって昇級せずにCPL伍長として踏みとどまっているものです。

細川氏の場合は5年未満ですから、いずれもあり得ません。


また、細川氏はあくまでも工兵で歩兵ではなく工兵は工兵で専門のそのプロとしての世界で5年間過ごされた方です。そう言う方がフランス外人部隊ではこうだ!とか仰って指導されてるのは非常におかしいというか、本来ありえない話です。

細川氏が脱走後、例えば渡米してそういった専門学校でそういったことを学んだのかもしれませんが、それならそれで、その学校出身という肩書で指導されればよいはずで、外人部隊の肩書で指導するというのは技術的にも倫理的にも大いに問題があるのではないでしょうか?



  


Posted by legion84  at 01:54生活

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