2014年12月09日
細川氏信者の皆さん
細川氏を信奉されてらっしゃる方々もいらっしゃると思います。細川氏の指導がどういうものかは実際には私は全く知りませんし、知ろうとも思いません。その必要が無いからです。 なぜならば外人部隊とはまるで無関係だからです。
細川氏が外人部隊を脱走後に(しかも第6外人工兵連隊の工兵)アメリカかどこかできちんとした学校できちんとしたことを学んだのかもしれませんから、もしかしたら彼が指導することが正しいのかもしれませんが、少なくとも外人部隊とはまるで無関係です。又、オメガ7での指導などを見ていますと、どこかできちんと学んだとも全く考えられないレベルです。明らかに土素人のレベルで、下手すればアメリカのアクション映画を見て独習したんではないかとしか思えないレベルです。
そういうことを分かった上で細川氏を信奉なされたほうがよいと私は思います。
しかし、映画関係者とかころっとだまされてるのにはびっくりした。日本の映画関係者もそういうレベルなのね。
細川氏が外人部隊を脱走後に(しかも第6外人工兵連隊の工兵)アメリカかどこかできちんとした学校できちんとしたことを学んだのかもしれませんから、もしかしたら彼が指導することが正しいのかもしれませんが、少なくとも外人部隊とはまるで無関係です。又、オメガ7での指導などを見ていますと、どこかできちんと学んだとも全く考えられないレベルです。明らかに土素人のレベルで、下手すればアメリカのアクション映画を見て独習したんではないかとしか思えないレベルです。
そういうことを分かった上で細川氏を信奉なされたほうがよいと私は思います。
しかし、映画関係者とかころっとだまされてるのにはびっくりした。日本の映画関係者もそういうレベルなのね。
2014年12月09日
細川氏と拳銃
細川氏の各種写真を見て驚いたのが拳銃の指導を行ってそれで収入を得ている姿でした。
これで外人部隊の拳銃操作だとか言って講習をやっていたらそれこそ詐欺です。
http://www.defense.gouv.fr/terre/equipements/armement-individuel-et-collectif/pa-mac-modele-1950-pistolet-automatique
外人部隊ではずっとこの9㎜拳銃を使用しています、最近ではベレッタのライセンスものも使用はされていますが、細川氏がいたという時代にはMACしかなかったわけで、しかも外人部隊では強烈な階級の壁により下士官から出ないと拳銃は常時射撃はさせてはもらえません。伍長クラスですと体験程度にしか射撃はさせてはもらえません。それでどうやって他人に指導ができるのでしょうか?
これで外人部隊の拳銃操作だとか言って講習をやっていたらそれこそ詐欺です。
http://www.defense.gouv.fr/terre/equipements/armement-individuel-et-collectif/pa-mac-modele-1950-pistolet-automatique
外人部隊ではずっとこの9㎜拳銃を使用しています、最近ではベレッタのライセンスものも使用はされていますが、細川氏がいたという時代にはMACしかなかったわけで、しかも外人部隊では強烈な階級の壁により下士官から出ないと拳銃は常時射撃はさせてはもらえません。伍長クラスですと体験程度にしか射撃はさせてはもらえません。それでどうやって他人に指導ができるのでしょうか?
2014年12月09日
細川氏とジブチ
細川氏の経歴を見るとジブチ、ソマリア、サラエボで4年にわたる戦闘経験となっている。
しかし、どう考えてもおかしい。 まずジブチでは戦闘はあり得ません。 私が2008年の7月にジブチの第13外人準旅団に駐在として赴任した時、ジブチは隣国のエリトリア国と国境紛争でジブチ軍が総出で国境まで進出していました。そのためジブチ駐留のフランス外人部隊第13外人準旅団は部隊を出して紛争が起きないように監視していました。あくまでも監視で、戦闘行為がジブチ軍とエリトリア軍の間で起きないかどうかを監視していたのであって、フランス外人部隊が戦闘したわけでは全くありません。
ですので細川氏のジブチでの戦闘経験というのは完全にあり得ません。
次に、4年の及ぶ戦闘経験? 細川氏がいた5年未満の時間の中には、カステルノダリーでの新兵教育課程、次に伍長課程、工兵初級課程などの課程があったはずで、そうなると4年の戦闘経験というのは物理的にあり得ません。
また彼の身上調査から、彼はジブチの第13外人準旅団に工兵中隊所属ということで4カ月間派遣されています。彼の場合はジブチに2年間の駐在ではなく4か月間の派遣です。その間にソマリアでドンパチがあったんで、ジブチから急きょ隣のソマリアに派遣されたわけなんですが、確かに第2外人落下傘連隊は戦闘行為はやっていますが、第6外人工兵連隊が戦闘行為に出たのか?参加はしていても直接戦闘行為には少なくとも細川氏が出たとは考えられません。またサラエボですが、サラエボは、第2外人歩兵連隊、第1外人騎兵連隊が主にドンパチをやったわけです。
私は1999年にコソボ紛争に駆り出されました、その際、第6外人工兵連隊も一緒に進出したんですが、彼らがやったことは地雷の撤去、これはこれでとても大事です。そして、拠点の設営、これも大事です。しかし彼らがドンパチで銃撃戦の真ん中にいたわけではありませんし、サラエボの際も細川氏は4か月間しかいなかったわけですから、ここでもボロが出ています。
私は細川氏が現在やっていらっしゃるガンアクション指導という仕事をつぶすつもりは毛頭ありません。しかし、外人部隊という肩書は外していただきたい。 非常に迷惑です。ただの全くのド素人の方が外人部隊のいつわりの看板で商売をするのは外人部隊のレベルを下げることになり、本当に迷惑な話です。
しかし、どう考えてもおかしい。 まずジブチでは戦闘はあり得ません。 私が2008年の7月にジブチの第13外人準旅団に駐在として赴任した時、ジブチは隣国のエリトリア国と国境紛争でジブチ軍が総出で国境まで進出していました。そのためジブチ駐留のフランス外人部隊第13外人準旅団は部隊を出して紛争が起きないように監視していました。あくまでも監視で、戦闘行為がジブチ軍とエリトリア軍の間で起きないかどうかを監視していたのであって、フランス外人部隊が戦闘したわけでは全くありません。
ですので細川氏のジブチでの戦闘経験というのは完全にあり得ません。
次に、4年の及ぶ戦闘経験? 細川氏がいた5年未満の時間の中には、カステルノダリーでの新兵教育課程、次に伍長課程、工兵初級課程などの課程があったはずで、そうなると4年の戦闘経験というのは物理的にあり得ません。
また彼の身上調査から、彼はジブチの第13外人準旅団に工兵中隊所属ということで4カ月間派遣されています。彼の場合はジブチに2年間の駐在ではなく4か月間の派遣です。その間にソマリアでドンパチがあったんで、ジブチから急きょ隣のソマリアに派遣されたわけなんですが、確かに第2外人落下傘連隊は戦闘行為はやっていますが、第6外人工兵連隊が戦闘行為に出たのか?参加はしていても直接戦闘行為には少なくとも細川氏が出たとは考えられません。またサラエボですが、サラエボは、第2外人歩兵連隊、第1外人騎兵連隊が主にドンパチをやったわけです。
私は1999年にコソボ紛争に駆り出されました、その際、第6外人工兵連隊も一緒に進出したんですが、彼らがやったことは地雷の撤去、これはこれでとても大事です。そして、拠点の設営、これも大事です。しかし彼らがドンパチで銃撃戦の真ん中にいたわけではありませんし、サラエボの際も細川氏は4か月間しかいなかったわけですから、ここでもボロが出ています。
私は細川氏が現在やっていらっしゃるガンアクション指導という仕事をつぶすつもりは毛頭ありません。しかし、外人部隊という肩書は外していただきたい。 非常に迷惑です。ただの全くのド素人の方が外人部隊のいつわりの看板で商売をするのは外人部隊のレベルを下げることになり、本当に迷惑な話です。
2014年12月09日
外人部隊内の資格
http://news.militaryblog.jp/e453432.html
細川雅人氏が映画の世界でガンアクションの指導を行っているという。それはそれで本来私にはまるで関係のないことであるから放っておいていいものだが、彼が「元外人部隊所属」だとか、ことさらフランス外人部隊の肩書を出すとなれば話は変わってきます。
彼は確かに5年近くは第6外人工兵連隊で工兵として所属していたわけですから「元外人部隊所属」というのは嘘ではありません。しかし「外人部隊出身」という肩書ならばウソになります。彼の場合は、5年近く工兵として所属しておきながら、次の契約を更新せずに5年の1任期で除隊ということになって、その除隊手続をオバーニュ本部で行う前にある最後の休暇で何故か出頭せず、多分面倒だと思ったんでしょう。結局5年近くいて、最後の最後で脱走という道を選んでしまいました。
実際に5年近くいたのだからいいと思われるかもしれません。確かに、最後の手続きだけでしたから実質は何も変わりません。しかし細川氏は自信が外人部隊にいたと自ら書類を持って証明することは永遠にできません。除隊証明証なるものが存在しますが細川氏は其れを持っていないがために、如何に写真やその他の書類で外人部隊に在籍していたと証明を試みても正式には在籍していたとは認められることはありません。かわいそうですが、これが現実です。
フランス外人部隊と言ってもフランス陸軍の一部隊ですから職種によってそれぞれ資格なるものが存在します。
CTE 00 歩兵職種
CTE01 騎兵機甲科職種
CTE 03 通信職
CTE 04 工兵職種
CTE 07 調理職
CTE 11 事務職
CTE 20 整備職
その他あるわけですが、CTE CERTIFICAT TECHNIQUE ELEMENTAIRE つまり見習いというか、初級という意味になります。
例えば、外人部隊に入隊して、最初カステルノダリーの教育連隊で新兵教育を終えると全員がCTE 00 歩兵職種 の資格をもらいます。あくまでも初級ですから、とりあえず鉄砲が撃てて、小隊分隊の中で一歩兵として最低のことが一応はできるという資格になります。
私は機甲科でしたので、CTE 00 歩兵職種 に+してCTE01 騎兵機甲科職種 という資格を持ち、そして私の専門職が通信、通信機器整備でしたので、私は、CTE 03 通信職 CTE 20 整備職という資格を入隊し部隊に配備されてからとりました。細川氏はCTE 00 歩兵職種 CTE 04 工兵職種 の2つは最低は持っていたはずです。勿論、こういった職種資格はそれぞれの専門課程を経て試験にパスしてはじめてとれる資格です。もちろん試験にパスしない者もいます。
しかし改めて言いますが、CTE CERTIFICAT TECHNIQUE ELEMENTAIRE つまり見習いというか、初級という意味です
勤務年数や勤務態度などで各自それぞれその後昇級していくわけですが、大体在籍して4年目になって、5年以上続けるかどうか部隊から打診されます、続けると答えますと、その後はその本人の能力次第で軍曹や上級伍長などに昇級するわけですが、昇級しますと今度はCT1 CERTIFICAT TECHNIQUE NIVEAU 1 という資格を取らなければなりません、これは、分隊長、各職種の班長といったものになるためのもので、初級者を指導し、管理監督し、自分が持つ分隊、班を運営していかなければなりません。
私は、専門職種が通信、通信機器整備でしたので、CT1 03 CT1 20 という資格を保持していました。戦闘職種の人間はCT1 00 CT1 01
となります。
細川氏の場合は、5年未満でCPL伍長でしたので、間違いなくいかなるCT1を保持していたわけでもなく、彼が持っていたのはあくまでも初級者のCTE00 CTE 04であったわけですから、本来は他人を指導したりするようなことはできません。できませんというのはやってはいけないという意味ではなく、指導するような能力を得るような課程つまりCT1を受講していないがために指導する能力がないということになります。
勿論,CTEしか保持していなくてもCT1保持者よりもその職種についてよく知っていて熟練しているものもいるのは厳然たる事実ですが、そういうのは5年以上在籍していながらも何らかの問題があって昇級せずにCPL伍長として踏みとどまっているものです。
細川氏の場合は5年未満ですから、いずれもあり得ません。
また、細川氏はあくまでも工兵で歩兵ではなく工兵は工兵で専門のそのプロとしての世界で5年間過ごされた方です。そう言う方がフランス外人部隊ではこうだ!とか仰って指導されてるのは非常におかしいというか、本来ありえない話です。
細川氏が脱走後、例えば渡米してそういった専門学校でそういったことを学んだのかもしれませんが、それならそれで、その学校出身という肩書で指導されればよいはずで、外人部隊の肩書で指導するというのは技術的にも倫理的にも大いに問題があるのではないでしょうか?
細川雅人氏が映画の世界でガンアクションの指導を行っているという。それはそれで本来私にはまるで関係のないことであるから放っておいていいものだが、彼が「元外人部隊所属」だとか、ことさらフランス外人部隊の肩書を出すとなれば話は変わってきます。
彼は確かに5年近くは第6外人工兵連隊で工兵として所属していたわけですから「元外人部隊所属」というのは嘘ではありません。しかし「外人部隊出身」という肩書ならばウソになります。彼の場合は、5年近く工兵として所属しておきながら、次の契約を更新せずに5年の1任期で除隊ということになって、その除隊手続をオバーニュ本部で行う前にある最後の休暇で何故か出頭せず、多分面倒だと思ったんでしょう。結局5年近くいて、最後の最後で脱走という道を選んでしまいました。
実際に5年近くいたのだからいいと思われるかもしれません。確かに、最後の手続きだけでしたから実質は何も変わりません。しかし細川氏は自信が外人部隊にいたと自ら書類を持って証明することは永遠にできません。除隊証明証なるものが存在しますが細川氏は其れを持っていないがために、如何に写真やその他の書類で外人部隊に在籍していたと証明を試みても正式には在籍していたとは認められることはありません。かわいそうですが、これが現実です。
フランス外人部隊と言ってもフランス陸軍の一部隊ですから職種によってそれぞれ資格なるものが存在します。
CTE 00 歩兵職種
CTE01 騎兵機甲科職種
CTE 03 通信職
CTE 04 工兵職種
CTE 07 調理職
CTE 11 事務職
CTE 20 整備職
その他あるわけですが、CTE CERTIFICAT TECHNIQUE ELEMENTAIRE つまり見習いというか、初級という意味になります。
例えば、外人部隊に入隊して、最初カステルノダリーの教育連隊で新兵教育を終えると全員がCTE 00 歩兵職種 の資格をもらいます。あくまでも初級ですから、とりあえず鉄砲が撃てて、小隊分隊の中で一歩兵として最低のことが一応はできるという資格になります。
私は機甲科でしたので、CTE 00 歩兵職種 に+してCTE01 騎兵機甲科職種 という資格を持ち、そして私の専門職が通信、通信機器整備でしたので、私は、CTE 03 通信職 CTE 20 整備職という資格を入隊し部隊に配備されてからとりました。細川氏はCTE 00 歩兵職種 CTE 04 工兵職種 の2つは最低は持っていたはずです。勿論、こういった職種資格はそれぞれの専門課程を経て試験にパスしてはじめてとれる資格です。もちろん試験にパスしない者もいます。
しかし改めて言いますが、CTE CERTIFICAT TECHNIQUE ELEMENTAIRE つまり見習いというか、初級という意味です
勤務年数や勤務態度などで各自それぞれその後昇級していくわけですが、大体在籍して4年目になって、5年以上続けるかどうか部隊から打診されます、続けると答えますと、その後はその本人の能力次第で軍曹や上級伍長などに昇級するわけですが、昇級しますと今度はCT1 CERTIFICAT TECHNIQUE NIVEAU 1 という資格を取らなければなりません、これは、分隊長、各職種の班長といったものになるためのもので、初級者を指導し、管理監督し、自分が持つ分隊、班を運営していかなければなりません。
私は、専門職種が通信、通信機器整備でしたので、CT1 03 CT1 20 という資格を保持していました。戦闘職種の人間はCT1 00 CT1 01
となります。
細川氏の場合は、5年未満でCPL伍長でしたので、間違いなくいかなるCT1を保持していたわけでもなく、彼が持っていたのはあくまでも初級者のCTE00 CTE 04であったわけですから、本来は他人を指導したりするようなことはできません。できませんというのはやってはいけないという意味ではなく、指導するような能力を得るような課程つまりCT1を受講していないがために指導する能力がないということになります。
勿論,CTEしか保持していなくてもCT1保持者よりもその職種についてよく知っていて熟練しているものもいるのは厳然たる事実ですが、そういうのは5年以上在籍していながらも何らかの問題があって昇級せずにCPL伍長として踏みとどまっているものです。
細川氏の場合は5年未満ですから、いずれもあり得ません。
また、細川氏はあくまでも工兵で歩兵ではなく工兵は工兵で専門のそのプロとしての世界で5年間過ごされた方です。そう言う方がフランス外人部隊ではこうだ!とか仰って指導されてるのは非常におかしいというか、本来ありえない話です。
細川氏が脱走後、例えば渡米してそういった専門学校でそういったことを学んだのかもしれませんが、それならそれで、その学校出身という肩書で指導されればよいはずで、外人部隊の肩書で指導するというのは技術的にも倫理的にも大いに問題があるのではないでしょうか?