2014年12月12日

除隊3





除隊の話の続きです。写真はオバーニュでの除隊手続きの際に最後の記念撮影をオバーニュで撮ったものです。これは毎月発行されるケピブランと言う外人部隊の雑誌に今月の除隊者として掲載されます。この際、本名を出したくない者は X エックスさんとして表示され、記念撮影に出たくない者は出なくても構いません。聞くところによると娑婆に出たら殺されるとか言うような奴もいて、だったら娑婆に出なきゃ良いんですけど、そういう奴に限って部隊内で素行がよくないので契約更新が出来ずにやむなく除隊という場合もあるようです。
勿論、脱走された方がこういう記念撮影に出ることはありません。たとえほぼ5年やっていようが実質変わらないと言おうが脱走は脱走ですから我々外人部隊とは全く関係はなくなります。

さて、前回は4年勤務の段階で除隊か継続かの意思を自分なりに決め、除隊と決めた場合、その時点でアパートを探すべきだと書きました。

ただ問題なのは、5年未満勤続の者は基本的にアパートを借りたり私有車を持ったりすることは許されません。見つかったら懲罰になります。まあ除隊予定と言うことでかなり大目には見てもらえますけど。隠すべきところは隠すべきなんで、だからこそフランスの娑婆に住む普通の日本人との繋がりもまた大事になってきます。

では、外人部隊内での手続きです。

中隊長に「継続カ?除隊か?」と迫られ「除隊」を決意すると除隊に向けて動き出します。と言っても急にそういう動きがあるわけでもなんでもなく、基本的に生活はなんら変わることはありません。そういうところは自衛隊も一緒ですね。

戦闘職であれ専門職であれ。最後の最後までこき使われるもので、さらに、基本的にあらゆるサーヴィスが優先的に廻ってきます。警衛のサーヴィスや週番当直などのサーヴィスです。これは一種の嫌がらせなんで仕方がないです。

除隊予定の月は自分でもはっきりと分かります、と言うのも自分が入隊した5年後の同月なわけですから。ただ具体的な日程はなかなかはっきりとはしません。これは自分が一人で慌てても仕方がないんで中隊事務所からの連絡を待つしかありません。

中隊事務所からNOTE DE SERVICEと言う命令書が出ます。これは何年何月何日にオバーニュへ除隊手続きのために出頭せよという命令書です。それを受け取り、連隊を出る1週間前になったら、基本的にジャージで過ごすことになります。昔はこの時点で全ての貸与されたもの、戦闘服だったり背嚢だったり、ブーツであったりですがそれを連隊の倉庫に返納していましたが、今は全て返納せずそのまま自分のものとしてくれます。

ですから返納せずに自分で持っていることが出来るわけですが、そういったものに加えその他私物となると結構馬鹿にならない量の荷物になってしまいますから気をつけましょう。

ですから事前にアパートなどを借りていれば、少しづつアパートに荷物を前もって運び込んだり出来るので非常に便利です。

それからパスパートゥーと呼ばれる紙を当直室からもらって、その紙に連隊内の全ての事務所で判子とサインをもらいます。こうすることによって除隊の事務手続きに不備がないかどうか一つ一つ確認し、また各事務所から除隊についてのアドヴァイスなどももらいます。

そういったことを終えてから連隊を一人で出発し、オバーニュに出頭と言う流れになります。





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Posted by legion84  at 18:27 │生活


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