2014年12月10日

フランス外人部隊から傭兵になることができるか?

毛利氏や細川氏のようなバ〇物の方は別として。「フランス外人部隊を経て傭兵になることが出来るか?」と思われていらっしゃる方も多数だと思います。
答えは イエスでもありノーでもあります。

結局その本人の能力しだいですから、外人部隊出身だといってすぐにそういう仕事があるわけではないです。冷静に考えれば分かる話だと思います。外人部隊の中で技術技量経験体力などで周りから一目置かれるようになると自然とそういう話が舞い込む場合もあります。

フランス外人部隊出身者がよく行くのはアルジェリアの石油コンビナートの警備。マダガスカル空港の警備などです。これらはただの警備員ではなくいわゆる武装警備員となりますから傭兵といえば傭兵ですし、警備員と言えば警備員です。アルジェリアの石油コンビナートの警備員の口などは外人部隊除隊の際に就職斡旋センターのほうから「アルジェリアはどうか?」といってくる場合もありますから、特に目新しいものではないです。これらはフランス語のみで出来る仕事なので比較的難易度は低いうえに収入は悪くは無いようです。

次に、カメルーン、ガボンだとかといったアフリカの国軍に正規の軍人としてスカウトされる場合もあります。いわゆる顧問団みたいな仕事で、その現地軍の指導とかといった仕事になります。これも待遇は悪くは無いようです。もちろんフランス語がちゃんと出来ないとまるで話にはなりませんし、顧問、指導となれば当然それなりの軍の資格保持者で、経験技術技量などを求められるのは当然です。こういった口は上官である高級将校が退役後にスカウトされていくのでそういう高級将校の引きが無いといけません。


いわゆるPMCですが、アメリカ、イギリスの会社が有名なのは皆さんご存知です。しかしそういうPMCに入り込むには英語でアメリカ人イギリス人らと対等に話し合いが出来、対等に仕事が出来るというレベルを求められます。こういうPMCには外人部隊出身のアングロサクソン系の人間が暗躍しており,1本釣りのような形で引き抜く場合は確かにあります。

そういう引き抜きにあうような人物と言うのは当然技術技量体力経験などに秀でたものであるのは言うまでもありません。


日系の会社もありますが、ほとんどが欧米の下請けだったりするので結局高いレベルの英語を求められます。

次にポーランド、ロシアなどにもPMCがありますが、そういう国の言葉に+して英語も求められますから少なくとも日本人にはハードルが高いです。

結局、英語がちゃんとできて技術技量経験体力が全てそろって、そのうえでそういう世界にコネがないとPMCでは働けないということです。


現在、フランス外人部隊内にいる日本人でそういうことが出来る人といえば第2外人落下傘連隊にいる日本人のうちの2から3名ほどでしょう。

既に除隊された優秀な日本人もいます。そういう人に限って意外と地道に静かに日本やフランスで暮らしてるものです。間違っても詐称してガンアクション指導とかやったりするような人はフランス外人部隊にはいません。

ちなみに脱走された方にこのような話が廻ってくることはありません





Posted by legion84  at 03:17 │傭兵


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